子供の花粉症に小青竜湯を試した結果・・・

子供の花粉症に小青竜湯を試した結果・・・

小学4年生の息子がかなり重度の花粉症です。

 

3年ほど前から、冬の終わりから夏の始めまでの長期間、目のかゆみと鼻水に悩まされてきました。症状はだんだんひどくなり、この時期の過去の写真を見ると、腫れあがった目が別人のようでした。

 

もちろん受診して、いろいろ薬を処方してもらいましたが、苦い粉薬を嫌がってほとんど飲みませんでした。

 

花粉対策用メガネも買いましたが、やはり普段かけ慣れてないものをかけるのは気になっていやみたいで、これもほとんど使用せず。症状は出ているのに対策らしい対策ができないままでした。

 

花粉症のせいで体調も悪く、鼻が詰まっているので寝苦しく、当然本人の機嫌もずっと悪いまま。ほとほと困りはて、毎年この時期が来るのが苦痛でした。

 

そこで、かかっている病院を変えてみてはどうかと思い、花粉が飛び始めるであろう2月半ばに、今までとは違う小児科を受診しました。その時息子はすでに鼻がぐずぐずし始めていて、早めの対策が必要でした。

 

こちらの先生は漢方を積極的に取り入れて体質改善を促そう、という考えのもと、小青竜湯という漢方薬とクラリチンというケミカルな薬の二つを併用することで、症状を抑え、つらい花粉症の季節を楽に過ごせるよ、と繰り返し息子に説明してくれました。他にも目薬と点鼻薬を処方され、必ず続けるようにと念を押されました。

 

そのおかげで、あんなに薬を飲むことを嫌がっていた息子が、いやいやながらも毎日飲むようになりました。それまで粉薬だったのが錠剤になり、多少は飲みやすくなったのもよかったと思います。

 

とはいえ、小青竜湯は一回に付き6粒、朝晩食事のあとに服用。結構大粒で大人にとっても飲みやすい大きさでもありません。本人としては結構頑張って飲んでいたと思います。

 

その甲斐あって、今シーズンは何とか人並みに過ごせたように思います。昨年までとは顔が違いました。目も痒いし鼻水も出ますが、昨年ほど辛そうではありませんでした。

 

多分もっと強い薬を使えば、もっと症状を抑えられたのでしょうが、ある日突然治る見込みはなく、毎年必ず付き合っていかなければならない花粉症ですから、毎年様子を見ながら副作用の少ないお薬を処方してもらうのがいいのかなと考えます。

 

特に、子供の花粉症の場合は辛い症状が出ている割に本人が積極的に対策を打つ意識が低いので、そこはお医者様や薬剤師さんの力を借りつつ、今後も親が注意してみていきたいと思います。