自分でできる花粉症対策から病院での治療まで

自分でできる花粉症対策から病院での治療まで

ひとくちに花粉症といっても症状、原因はひとそれぞれ。生まれつきのアレルギー体質なのか後天的な生活が原因なのかハッキリしないといわれています。

 

まず症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが代表的。どれもつらいですね。日頃の生活では季節によっては部屋の中では空気清浄器、外出中はマスク、メガネ、帽子などでブロック変装しているみたいになってしまいます。そこは似たような人達が街中にあふれている季節。季節の風物と思って我慢かな?

 

最近ではスギ以外でもヒノキが3月〜5月シラカンバ4月〜6月、カモガヤ4月〜7月、オオアワガエリ5月〜8月、ヨモギ8月〜10月、ブタクサ8月〜10月など、ほぼ年間を通して花粉症でつらい思いをしている人がいるようで通年病といわれています。

 

外出から帰宅して自宅に入る時は花粉をはたいてから入ります。コートはウールの物よりポリエステル素材など化学繊維の方がはたきやすいです。

 

花粉症かどうなのか分からない場合のセルフチェックとして、毎年同じ時期に同じような症状、鼻水が透明、人によっては微熱、頭痛もあって風邪の症状と勘違いしがちな場合もあります。

 

疑わしくて判断がつかない時には医療機関での診療がやはり必要かもしれません。お医者様による鼻鏡での診察や、医療機関によって鼻汁を採って顕微鏡で診る鼻汁好酸球検査、皮内テスト(皮膚に皮内用アレルゲンを注射して一定時間内にその部分が赤くなったり腫れ上がったりするのを診るテストのことです)、パッチテスト(アレルゲンと疑われるお薬や物質を絆創膏に染み込ませて上腕や背中に貼りつけて赤くなったりするかどうかを診ます)、スクラッチテスト(注射針で皮膚に綿状の傷を付けていろんなアレルゲンを滴下して赤くなるかどうかを診ます)や血液をとっての検査などなど。方法は違うけれどハッキリはします。

 

いったい何が原因物質なのか知りたい場合は血液検査をお勧めします。5〜13項目位で3000円〜6000円前後の費用で可能です。スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネついでにハウスダスト、ダニ、くるみ、ピーナッツ、猫の毛など数多くの項目から先生と相談して選ぶことが出来ます。原因物質が分かったところで治療は抗ヒスタミン薬プラス点鼻薬プラス目薬の処方が一般的です。服用のタイミングは2,3か月前からとか症状が出てからなど確定していません。

 

徹底的に治したい方は舌下免疫治療法という方法があります。外科的治療には日帰りレーザーなどもあり日々治療方法も進化しているようです。薬局でも花粉症対策の以前は手に入らなかったアレジオン、アレグラなどの抗ヒスタミン薬、点鼻薬、目薬も買えるようになり少しでも楽な気持ちで付き合っていけたら良いですね。